「二重埋没法は腫れない」と思っている方も多いですが、全く腫れないわけではなく、切開法に比べて腫れにくいと思っておきましょう。ただし、腫れには個人差があり、腫れにくい人と腫れやすい人がいるのも事実です。次に、埋没法で腫れやすくなってしまう原因をみていきましょう。
埋没法は腫れにくい二重術ですが、体質によっては腫れやすくなる人もいます。
①まぶたの脂肪が厚い
まぶたの脂肪が多く厚みがある方は、通常よりも強い力で糸を留める必要があります。そうしないと糸が取れてしまうからです。強く糸を結ぶ分まぶたに負担がかかり、腫れやすくなってしまいます。
②むくみやすい
むくみやすい方は体内に水分を溜め込んでしまいがちです。目の周りを覆っている眼窩脂肪は水分を含むと膨らみやすく、まぶたのむくみに繋がります。二重埋没法後にむくみが生じると腫れが目立ってしまうのです。
③アレルギー体質
アレルギーの中でも特にアトピー体質の方は、皮膚への刺激に敏感なため、腫れやすいといわれています。また、花粉症で目を掻いてしまい、まぶたが荒れた状態で二重埋没法を受けると腫れが目立つことが多いです。施術を受ける時期に十分気を配り、目のコンディションが良い状態のときに受けましょう。
個人差があるものの、二重埋没法の腫れは1週間ほど続くことが多いです。その後1〜3ヶ月ほどかけて、綺麗な二重が完成します。
二重埋没法のピークは手術の翌日(2日目)〜翌々日(3日目)です。腫れや内出血がピークとなり、その後目の赤みが落ち着いていきます。
二重埋没法を受けた後は、できるだけまぶたに負担をかけないようにしましょう。特に洗顔時は十分気をつけてください。目の周りを触ったり擦ったりすると刺激になり、腫れがひどくなる可能性があります。腫れが落ち着くまでの2〜3日ほどは洗顔料を使用せず、目周りを避けて洗顔しましょう。
コンタクトレンズは施術2日後からご使用可能です。 ※手術方法により若干異なります。それまではコンタクトレンズの使用は避けたほうがよいでしょう。まぶたへの刺激となって腫れがひどくなったり、埋没法の糸が取れたりする可能性があります。糸がとれると一重に戻ってしまうため注意してください。いつもコンタクトレンズをつけている方は、できればメガネで過ごすようにしましょう。
二重埋没法の施術後は目に細菌が入るリスクが高くなります。そのため、施術当日のアイメイクは禁止です。基本的に施術翌日より化粧が可能ですが、(※但し、しみたり痛みがありましたら2~3日間様子を見てください。)あくまでも目安となります。腫れが残っているのにアイメイクをすると、腫れが引きにくくなったり、二重ラインに影響が出たりする可能性があります。腫れが完全に引くまでは、できればアイメイクを避けましょう。
二重埋没法の施術後は寝方にも注意が必要です。枕の位置が低い・枕を使わずに寝るなどすると、心臓よりも頭が低い位置になり、水分や血液が目元に回りやすくなるため、まぶたのむくみの原因になります。また、うつ伏せ寝や長すぎる睡眠もむくみの原因となり、腫れが長引いてしまうのです。二重埋没法の施術後は、枕にタオルを重ねたりクッションを入れたりして、高さを調整するようにしましょう。
二重埋没法の施術後はできるだけ安静に過ごしましょう。施術後にテレビを長時間見たり本を読んだりするのも避けてください。テレビを見る・本を読むことは目の負担となるため、あまり目を使わないよう意識して過ごすとよいでしょう。
カリウムには体内の塩分を排出してむくみを改善する働きがあります。二重埋没法の腫れを早く引かせるためには、施術後にむくみにくくすることが大切です。カリウムを含む食事を摂り、むくみにくい状態をキープしましょう。バナナやアーモンドなどはカリウムが多く含まれており、手軽に摂取できるためおすすめです。なお、熱いものや辛いものは血行を良くしてむくみやすくなってしまうため、施術後はできるだけ避けるようにしましょう。
湯船に浸かったりサウナに入ったりすると、血行が促進されてしまいます。血行が良くなるとまぶたに血が巡ってしまい、腫れや内出血がひどくなってしまうのです。二重埋没法の施術後はシャワーで済ませるようにしましょう。
二重埋没法の施術後、患部が炎症を起こすことで腫れが生じます。炎症を抑えるためには患部をしっかりと冷やすことが重要です。冷やすことで血管が収縮し、血液の流れが緩やかになります。さらに、患部周辺の代謝が鈍くなるため、腫れが広範囲に広がりにくくなります。反対に、目元を温めることで血流が良くなり腫れがひどくなる可能性があるため、施術後は必ず冷やすようにしましょう。ただし、冷やすしぎると腫れにくくなりますが傷口が治りにくくなるため、腫れが落ち着いたらアイシングはやめるようにしてください。
二重埋没法の腫れが引きやすくなるよう、施術当日からアイシングをしましょう。
目元の冷やし方は下記の通りです。
①氷を流水にさらし、霜を落とす
②ビニール袋に氷を入れる
③ビニール袋の空気を抜いて口を縛る
④タオルやガーゼでビニール袋を包み、目元に当てる
※氷を流水に当てて霜をとるのは、患部に当てたときに凍傷を防ぐためです。また、氷の角がとれるためビニール袋が破れにくくなります。
※アイシングは1回5分、1日5回までを目安に行ってください。
※アイシングは施術当日から3〜5日後まで行いましょう。
二重埋没法の施術後はできればメイクをしないほうが良いです。しかし、どうしてもメイクが必要な場合もあるでしょう。医師にいつからメイクが可能か確認してから、どうしても必要な場合だけメイクをするようにしてください。
なお、メイクに使うアイライナーやマスカラはお湯で落ちるものを使うと、洗顔時に擦る必要がないためまぶたへの負担を軽減できます。
<アイライン>
目尻より2〜3ミリ長めにアイラインを引くことで、目の横幅が広くなります。まぶたの横幅が強調されると、二重の食い込みをごまかしやすくなるでしょう。まつ毛の隙間を埋めるようにアイラインを描いてしまうとクレンジング時に負担が増えるため、目尻のみに引くようにしてください。
<マスカラ>
まつ毛に長さが出ることで視線がまつ毛にいきます。そうすると、まぶたの腫れが目立ちにくくなるのです。また、腫れている二重幅をまつ毛で埋められるため、腫れをごまかしやすくなります。ビューラー・マスカラ下地・ロング系のマスカラを使って、上向きまつ毛をキープしましょう。
二重埋没法の手術後、腫れがあると整形したことが周囲にバレやすくなってしまいます。どうしても人に会う必要がある場合は、メガネやサングラスでカモフラージュするとよいでしょう。特に、縁の太いメガネは二重ラインの上にフレームが重なるため、腫れが目立ちにくくなります。メガネであればメイクをする必要がなく、患部に負担がかかりません。なお、度入りのメガネは作るのに時間がかかるため、早めに作っておくようにしましょう。
まぶたの腫れがひどくてメイクができない、メガネは似合わないという場合は、前髪で隠すのも一つの方法です。ただし、髪の毛が目にかからないよう注意する必要があるため、目の上ギリギリのラインで整えるようにしてください。前髪を作ることに抵抗のある方は、カチューシャや帽子などで目元から視線をそらせるのもよいでしょう。
二重埋没法はまぶたに糸を結びつけて二重を作る施術です。まぶたを切らないため比較的ダウンタイムが短く、自然な二重を作ることができます。
二重埋没法はまぶたを糸で留めるだけの施術となるため、まぶたが厚い、日頃から目を擦る癖がある、二重幅を極端に広くした場合は、糸がとれてしまうことがあります。もちろん長期間糸がとれずに綺麗な二重をキープしている方もいらっしゃいますが、不安な方は切開法を検討してみてもよいでしょう。なお、糸がとれてしまった場合はすぐにクリニックで診察を受けてください。とれた糸が目を傷つけたり、炎症が起こったりする可能性があります。
二重埋没法は糸を外すことでやり直しが可能です。その場合は修正手術となります。ただし、2回目3回目と傷が重なるとやり直しが難しくなるため、できるだけ一度の施術で仕上げるようにしてください。そのためにも、施術方法やデザインなどは入念に検討するようにしましょう。
二重埋没法は、手術翌日〜翌々日が腫れのピークとなるため、手術当日を含む3日間くらいは学校や仕事を休んだほうがよいでしょう。ただし、手術を受けても身体は動くため、腫れを気にされない方は手術翌日から学校や仕事に行っても問題ありません。
二重埋没法の施術後、腫れがひどかったりなかなか引かなかったりする場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。埋没法のダウンタイムはおよそ1週間のため、それ以上腫れが続く場合は早めに医師に相談することをおすすめします。「腫れすぎじゃないかな?」と不安な場合も、一度医師に相談してみるとよいでしょう。
東京形成美容外科の治療は、美容外科での経験が豊富な医師が担当します。
症例数178,696件(2006年4月~2022年6月)以上、60名以上の美容外科医の指導をするなど、美容医療に携わり18年目、東京都内の大手美容外科で10年以上院長として培ってきた知識と技術を、自信をもってご提供いたします。
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