埋没法の糸が取れた場合は、できるだけ早い医師への相談や切れた糸の確認が重要です。埋没法を受ける際の不安を解消できるよう、糸が取れないためにできること、クリニック選びのポイントなどついても紹介していきます。
また、糸が取れてしまえば自力で元に戻すことはできませんので、サインに気づいた時に早めにクリニックを受診することで完全に二重の線がなくなってしまう前に対処できます。
もともとまぶたに厚みがある方も、埋没の糸が取れやすくなってしまいます。実際に、まぶたに厚みのある方の中には、糸が取れてしまったために何度か埋没法を繰り返し受けている方もいらっしゃいます。
まぶたが厚い方が二重整形をしたい場合はまぶたの脂肪を取ってから埋没法を受ける方法や、埋没法よりも半永久的に二重を作れる切開法なども視野に入れておくとよいでしょう。
埋没法は、1~2点でまぶたを留めるよりも、3~4点などより多く留めたほうがもちろん強度は上がります。ただし金額にも差がでてきます。
また、埋没法の糸は締めすぎても二重のラインがきれいに出なくなり、逆に緩く留めれば取れやすく戻ってしまう可能性が高くなります。
このように糸のかけ方や留め方次第では取れやすくなるケースがあるため、医師の技術力が必要である施術と言えるでしょう。
まぶたをこするクセがある方で埋没法を検討している方は、気をつけてください。まぶたをこすることで埋没法の糸が徐々にゆるみ、取れやすくなってしまいます。
花粉症やアレルギーで目がかゆくなってしまう方は、二重が安定する前にこすってしまうとより取れやすくなるため、その時期に施術を受けるのは避けましょう。
もちろん、二重が安定した後もなるべく目薬などで対処し、こすらないようにすることがベストです。
また、アイメイクを落とす際はクレンジングでゴシゴシとこすらず、アイメイクリムーバーや綿棒などを使用し、丁寧に優しく、日ごろからまぶたに負担がからにようにしてあげてください。
体全体の脂肪量が増え体重が増加すると、お腹や背中などの大きい部分だけでなく、まぶたの脂肪も増えます。特に体重が増えたときにお顔に脂肪がつきやすい方は注意が必要でしょう。
埋没法をした後に急激に体重が増加すると、まぶたが分厚くなる可能性があります。糸の強度が足りなくなり、取れやすくなることもあるため、体重の急激な増減は避けた方がようでしょう。
どちらの方法であってもメスを使わないため、手術は短時間で行うことができ、痛みや腫れも少なくダウンタイムが短いことができます。使用する糸は医療用で、安全かつ伸縮性が高くとても細いため、基本的にはまぶたから出てくることはありません。
埋没法が取れてしまった?と感じた時は、まずはまぶたの表・裏から糸が出ていないかを確認しましょう。
まぶたを確認し糸が見えていなければ、二重の線が取れかかっていたとしても、とりあえずは緊急での対処は必要ありません。しかし、糸が見えている場合は、すぐにクリニックに連絡してください。
まぶたから糸が出ている場合
✔まぶたの表から糸が出ているケース
まぶたの表面から糸が出ている、また見えている場合、その部分から細菌が入ってしまう可能性があります。
傷口が炎症を起こし、化膿するリスクも高くなりますが、自己判断で傷薬や化膿止めの薬を使用せずに施術を受けたクリニックに連絡をしましょう。
また、糸が飛び出ているなど気になっても自分で引っ張る、抜くなどの行為はお控えください。
✔まぶたの裏から糸が出ているケース
まぶたの裏側から糸が出ている、見えている場合は、眼球に糸が触れて傷が付くリスクがあります。
しかし、自身でまぶたを裏返しにして目視で確認するのは困難です。目がゴロゴロする、涙や目やにが止まらないなどの違和感や症状があったり、痛みを感じたりする場合は糸が出ていることが原因かもしれません。
二重の線が薄くなり、さらにそのような症状があれば、糸が出ている可能性を疑ってクリニックに相談しましょう。
まぶたから糸が出ていない場合
糸がでていない、特に目視できない場合でも違和感があればクリニックに相談することをおすすめいたします。
埋没法の糸はまぶたの中に入っていても特に問題がない医療用の糸ですが、糸が取れ二重の線が消えてしまった後に放っておくことで、後々飛び出してきてしまう可能性もまれにですがあります。
そのため糸は取り除いたほうが安心です。抜糸をする場合は、時間の経過とともに取れた糸がまぶたの組織内に埋もれて、取り除くのが困難になりかねないので早めに対処するとよいでしょう。
アイプチや二重テープの使用はおすすめいたしません。
まぶたに負荷がかかり、状態が悪化し兼ねないためです。かぶれなどの原因にもなります。アイプチなどの使用を避けていただくためにも、二重の線が完全に消えてしまう前に、クリニックに相談しましょう。
クリニックによりますが、無料で診察・再手術を受けられるクリニックも多くありますので、アフターフォロー制度を活用しましょう。
目に違和感がある場合は施術を受けたクリニックで医師に診てもらうことをおすすめしますが、施術を受けたクリニックで診てもらうのが不安でる方は、別のクリニックに相談していただいても問題ありませんのでご安心ください。
埋没法は永久的な方法ではありません。
持続期間には個人差があり、施術を受けたすぐあとに取れてしまう方もまれにいる一方で、埋没法を受けてから10年以上も糸が取れない方もいます。
持続期間に関しては、個人差が大きいため一概には言えません。一般的には4~5年程度の持続期間であると言えるでしょう。
まぶたが厚い、二重幅を広くとるデザインにされると取れやすいと前述しましたが、その逆であれば取れにくくなります。
まぶたがもともと薄く二重の線が付きやすい方や、末広型二重などご自身の元々のお目元に自然になじむようなデザインにされることで、戻りにくくなります。
まぶたが厚く、取れてしまうことが不安である方や、実際に何度か埋没法を受けている方は、切開法での二重術も選択肢としてございます。
一時的な二重形成である埋没法でるのに対し、まぶたの脂肪除去や余分な皮膚の切除なども伴います。
そのぶんダウンタイムは埋没法よりも長くはなりますが、効果は半永久的であり糸が取れてしまうかも、といった不安な気持ちがなくなり、精神的にも安心できるかもしれません。
ホームページやSNSなどのチェックももちろん参考になりますが、それだけでなく、実際にカウンセリングを受けてみましょう。
医師によるカウンセリングがきちんと行われていることや、メリット・デメリットの説明があるか、その際には不快な態度ではないかなど、実際にクリニックに行くことでわかることもたくさんあります。
カウンセリングの時点で不安を感じるクリニックで施術を受けることは避けることをおすすめいたします。
施術を実際に受ける際には、アフターフォローや保証制度も確認しましょう。保証制度がある場合は、万が一、糸が取れてしまっても無料で再手術を受けることができます。
東京形成美容外科の治療は、美容外科での経験が豊富な医師が担当します。
症例数178,696件(2006年4月~2024年11月)以上、60名以上の美容外科医の指導をするなど、美容医療に携わり19年目、東京都内の大手美容外科で10年以上院長として培ってきた知識と技術を、自信をもってご提供いたします。
当院はカウンセリング無料、完全個室となっておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
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