掲載日:2018年1月14日
ヒアルロン酸はもともと人体由来の成分であり、コラーゲン組織を保持するはたらきがあると言われています。
お肌のみずみずしさや、滑らかさ、柔らかさを保つために用いられる透明でジェル状の物質がヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸を構造しているのは、具体的には「ムコ多糖類」とよばれるもので、保水力が非常に高いです。
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その力は、ヒアルロン酸1gだけでもなんと6リットルもの水を保持できるくらいの強さを誇ります。
ヒアルロン酸とコラーゲンの違いを簡単に説明すると、皮膚組織内の真皮の約70%程度を占めているのがコラーゲン繊維とよばれる組織で、その隙間に網目状に張り巡らされている部位を占めているのが、ヒアルロン酸および水分などです。
実は、ヒアルロン酸は人体由来の成分ですが、加齢と共にヒアルロン酸の量は減少していきます。
データによれば、赤ちゃんのヒアルロン酸の量を100%とすると、40代で50%、60代には25%までに落ち込んでしまうとのことです。
前出の通り、非常に保湿力が高いため、ヒアルロン酸は化粧品・美容液・化粧水などのスキンケア商品に用いられたり、ヒアルロン酸入りのサプリメントなどにも加工されていたりします。
また、美容クリニックでは注射によるヒアルロン酸注入を受けることができます。
ヒアルロン酸を含む化粧品や、美容液、化粧水は巷ではかなりの種類があります。保湿などの美容に関しては、ヒアルロン酸の化粧品・美容液・化粧水はある程度の効果は見込めるでしょう。
しかしながら一点、気をつけていただきたいのは、ヒアルロン酸の吸収される量です。
たとえば、ヒアルロン酸の原液が乳液内に含まれていると表記されていたとしても、分子がナノレベルまで小さくなければ、必要なヒアルロン酸の分子量が皮膚に吸収されずに流れてしまいます。
そのため、小さな分子のヒアルロン酸が配合されているかがポイントとなります。
次に、ヒアルロン酸を含むサプリメントの効果についてです。
経口摂取によるヒアルロン酸の効果については微妙なところで、体内で分解されてしまうために、高い効果が得られるとは考えにくいでしょう。
体に害のあるものではありませんが、ダイレクトな効果を期待するのは難しいところです。
ヒアルロン酸の効果を得るうえで期待できるものは、注射によるヒアルロン酸注入です。ヒアルロン酸注射の利点としては、その効果を比較的すぐに実感することができるのがポイントです。
では、次の項目で詳しく見ていきましょう。
ヒアルロン酸注射は、気になるお肌のくぼみやシワに対して、ヒアルロン酸を注入することで、若返り効果をもたらす治療方法です。
お肌のくぼみやシワをヒアルロン酸の成分で埋めることができると共に、保湿効果も期待することができます。
ヒアルロン酸は、鼻、ほうれい線、目の下、涙袋、唇、顎など、顔の各部位に注入することが多いです。
主に、シワ取りやくぼみを埋めるなどのアンチエイジングのために行うケースが多くなっています。
ヒアルロン酸注射はあくまでも対処療法であり、根本治療ではないため、一定の持続時間があります。
ヒアルロン酸注入の持続に関しては、個人差がありますが、おおむね3ヶ月〜12ヶ月ほどで、1年に2回~3回ほど受診される方が多いです。
ヒアルロン酸注射の副作用について心配される声がありますが、先ほどもご説明したとおり、ヒアルロン酸自体は人体由来の安全な物質であり、経口摂取、塗布、注入といった使用において副作用が出る心配はありません。
しかし、クリニックでの注射でヒアルロン酸の注入量を過度に増やすように要求したりすれば、お肌に凸凹のしこりが残るなどの副作用が出る可能性もありますので、ドクターの指示に従って、適正な施術を受けるようにしてください。
東京形成美容外科の治療は、美容外科での経験が豊富な医師が担当します。
症例数178,696件(2006年4月~2024年11月)以上、60名以上の美容外科医の指導をするなど、美容医療に携わり19年目、東京都内の大手美容外科で10年以上院長として培ってきた知識と技術を、自信をもってご提供いたします。
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