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掲載日:2025年2月5日
クレンジングと洗顔、どちらもやるなんて面倒。クレンジングだけでいいかな?と思ったことはありませんか?
確かにどちらも汚れを落とすという点では変わりませんが、“役割”がそれぞれ違います。クレンジングとはご存じの通りお化粧を落とすものですね。
お化粧品は油性のため、同じ油性であるクレンジングで落とす必要があり、油分で浮かせて汚れを落とします。洗顔料や水だけでは落ちません。
一方で洗顔とはお肌の古い角質や花粉、ほこりや皮脂などの水性の汚れを落とします。クレンジングだけでは、水性の汚れまで落とすことができません。
クレンジングも洗顔もダブルで洗うと肌に負担になるのでは?と感じるかもしれませんが、実は逆。
お化粧をした日にクレンジングだけで終わらせてしまっては、皮脂や古い角質などの汚れまでは落とせていません。
もしも洗顔をきちんとしなければ、古い角質や皮脂汚れがたまり毛穴をふさぎ、ニキビや黒ずみの原因になります。
古い角質が溜まると肌表面の角層は「角質肥厚」をおこします。お肌がこの状態になるとくすみや肌に触れたときごわつき、ざらつきを感じることも。お化粧ノリも悪くなります。
またせっかく使用している化粧水などのスキンケアの効果も感じにくくなり、乾燥などを引き起こし悪循環に。
角質肥厚の原因は洗顔だけでなく、日焼けや乾燥などによるターンオーバーの乱れによるものも大きいですが、角質肥厚を招かないよう日ごろから洗顔できちんと不要な汚れ落とし、清潔に保つことが大切です。
よく朝はぬるま湯だけで洗顔します!という方がいらっしゃいますが、夜寝る前にクリームなどのスキンケア製品を使用している方は朝も洗顔料を使用したほうがいいでしょう。
寝ている間にほこりもつきますし、化粧品と自身の皮脂とが混ざりあい皮脂汚れに。きちんと落とさなければ酸化し、肌のくすみにつながってしまいます。
肌表面にある「角層」は、わずか0.02㎜でありながら外部からの刺激を守り、肌を健康で美しい状態に保てるようバリア機能を備えています。
肌から水分が蒸散することを防ぎ乾燥しないようにうるおいを蓄え、そして外から異物(ほこりや紫外線など)が侵入することを防いでいます。
洗顔のしすぎなどの要因で肌の水分と油分のバランスが崩れてしまうことや肌をこするなどといった刺激でバリア機能が低下し、水分は蒸散し外部からの刺激を受けやすくなってしまうため、炎症や乾燥、または脂っぽいのに乾燥している…などといった肌トラブルの原因になります。
お顔の皮脂をしっかりと落としたい、とゴシゴシ洗顔をする必要はありません。皮脂はこういった大切な役割を担っているので美肌の敵だ!とは思わずに適度な洗顔を心掛けましょう。
毎日の洗顔は、洗顔フォームを泡立てお顔をたっぷりの泡でしっかり包みこんであげましょう。こする必要はありません。
肌に触れずに洗顔とは?汚れが落ちないからきちんと洗えず、肌によくないのでは?と感じる人も多いはず。
大丈夫です。不要な汚れはゴシゴシと洗わなくてもきちんと落ちます。ポイントはよく泡立てたふわふわの泡を、洗うというよりも塗る。
これだけで十分汚れは落ちます。どうしても物足りない方は、1~2分パックのようにおいてもいいですね。
泡は100円ショップなどでも販売している泡立てネットで水と空気を含みしっかりと泡立てます。手を逆さまにしても落ちない程度のかたさが理想です。
生え際など泡が残りやすい箇所もきちんと確実に、落としましょう。
このとき熱いシャワーをお顔に直接あてないこと。肌へと刺激になってしまい、泡で優しく洗ったことが台無しになってしまいます。
洗顔後に水分をふき取る際もタオルなどでこすらないように気を付けましょう。肌はこすらないこと、刺激を与えないことが大切です。