人中(じんちゅう・にんちゅう)と呼ばれる、鼻から上唇まで垂直に伸びる唇上部の溝の部分が長いと、鼻の下が間延びしてのっぺりとした印象の顔に見られがちです。面長のようにも見え、顔全体の印象に悪影響を与えます。
そこで、人中および鼻の下の皮膚を短く調整し、引き締まった印象の小顔にするための美容整形手術として、人中短縮術(じんちゅうたんしゅくじゅつ)があります。
人中短縮術とは、鼻と上唇の境目にあたる、鼻翼と頬の接している縁のラインを切開し、口輪筋(口の開け閉めや、口を前方に尖らせる動きを担う筋肉)を鼻中隔骨の基部の部分に引きつけて縫合する術式です。具体的には、鼻の下の皮膚を数mmほど切除して、鼻と唇の間の距離を縫い縮め、鼻の下を短くします。
施術詳細 |
鼻の下の皮膚を数mmほど切除して、鼻と唇の間の距離を縫い縮め、鼻の下を短くします。 |
費用 |
人中短縮 250,000円 (税込275,000円)~ |
副作用 |
内出血が起こることがありますが、通常1~2週間程度で引いてくることがほとんどです。 |
当院では、施術の仕上がりにこだわりを持っており、患者様のご要望を親身にお伺いしつつ、入念にデザインを行なったうえで、人中短縮術を実施しております。
人中短縮術で鼻の下の長さを理想的な比率にまで短くすることが可能
人中短縮術では、鼻の下の皮膚を切除して、鼻の下の長さが15mm〜17mm程度(個人差あり)の長さになるように調節して縫合を行います。それによって、人中を短くし、鼻の下の長さと顎部分の長さのバランスを理想的な比率(1:2)に調整することが可能です。
なお、鼻の下の皮膚をどのくらい切除すべきなのかは患者様ひとりひとりの顔の印象によって異なってくるため、医師による入念な術前のデザインが重要となります。当院では、経験豊富な医師が患者様のご要望に沿ってデザインを進めていきます。
鼻の下の輪郭に沿って切開と縫合を行うため、傷跡がほとんど目立たない
人中短縮術では、鼻の下の輪郭に沿ってデザインを行い、そのラインに従って切開します。その後、鼻の下の皮膚および口輪筋の形態を直したうえで、縫い縮めます。人中短縮術の手術の傷跡は、鼻の下の輪郭に沿って形成されるため、傷跡が過度に目立つことはほとんどありません。
鼻の下と唇の間の距離を縮めることで上唇がふっくらとした印象になる
人中短縮術を行うことにより、鼻の下と唇の間の距離を縮めることができます。これにより、上唇がふっくらとした印象になり、より柔らかく、可愛らしいイメージのお顔にすることが可能です。このように、人中短縮術は、鼻の下の長さを調整するだけでなく、唇の印象も調整することができるのです。
人中短縮では鼻の下を切開するため、個人差はありますが、術後1ヶ月程度は傷跡の赤みや腫れなど、ダウンタイムの症状がみられます。また、鼻の下や口の周りの痺れ・動かしづらさ・違和感などを感じることがありますが、時間の経過と共に回復していきます。
人中部分は、切開後の縫合跡がケロイド状になる肥厚性瘢痕の症状がみられやすい傾向がある部位です。そのため当院では、表皮と真皮の2層をしっかりと縫い合わせ、傷跡が目立たないように工夫をして縫合を行います。
また、ごく稀に、術後の傷口から細菌が入り込んで感染症となる場合があります。綺麗に洗浄したうえで、抗生物質を投与する必要があるため、このようなダウンタイムの自覚症状が出た際には、医師までお早めにご相談ください。
人中短縮の施術後、1〜2日程度は傷跡から出血がみられる場合がありますが、清潔なガーゼなどで綺麗に拭き取っていただくようにすれば問題ございません。術後の当日は、麻酔が切れてきた際に多少の痛みを感じることがあるものの、アフターケアとして処方する鎮痛剤をお飲みいただくことで、症状を抑えることができます。
人中短縮の術後は、翌日から傷跡以外の箇所であればメイク・洗顔が可能です。
5日~1週間後に抜糸を行い、その翌日から傷跡に関してもメイク可能です。術後1か月くらいまでは鼻をあまり強くかまず、軽くふき取るようにしてかむようにして頂きます。また、鼻を下に伸ばすような動きも控えて頂けますようお願いしております。
傷跡は1ヶ月程度で赤みなどが引き、2ヶ月〜4ヶ月ほどで落ち着いた状態となりますが、傷跡がほとんど目立たない状態まで完成するには6ヶ月程度かかります。ただし、その間にもお化粧を行って傷跡を隠していただくことができるので、周りの目を気にする心配はあまり必要ございません。
鼻の下を短くすることで、鼻の下の長さを調整できるのが人中短縮術の特徴です。しかしながら、患者様によっては、鼻そのものが短いために、相対的に比較して鼻の下が長く見えてしまっている場合もあります。
その場合は、人中短縮術ではなく、鼻中隔延長術で鼻自体の長さを伸ばすことを優先したほうが、見栄えが良くなることがあります。
そのため当院では、カウンセリングおよび診察の際に、患者様の鼻の下の長さだけでなく、鼻そのものの長さも相対的に比較を行い、人中短縮術または鼻中隔延長術のどちらが適切な施術なのかを見極めてご提案いたします。
まずは患者様のお悩みをカウンセリングにて詳しくお伺いします。その後、医師の診察によって、患者様の鼻の下と鼻の長さのバランスを確認したうえで、人中短縮術を行うことが適切かどうかを判断します。
人中短縮では鼻の下の皮膚を切開するため、切開線をマーキングしてデザインを行います。
当院では痛み対策にこだわりを持っているため、施術前に局所麻酔を入念に行い、施術中の痛みを抑えます。痛みに弱い方はお気軽にご相談ください。
マーキングした部位に沿って切開を行っていきます。その後、鼻の下の皮膚を適度に引っ張り、テンションをかけて鼻と唇の間の距離を短くし、縫合します。鼻の下の付け根部分に沿って切開を行っていくため、傷跡はあまり目立ちません。
人中短縮術後、5日~1週間後に来院して頂き、傷口の状態を確認し抜糸いたします。
注意事項
施術時間 |
約30分程度 |
施術後の通院 |
抜糸のため5~7日後にご来院いただきます。 |
シャワー/入浴 |
シャワーは傷口を避けて当日から可能です。術後3日程度は入浴をお控えください。 |
洗顔/化粧 |
傷跡以外の箇所であれば、施術翌日からメイク・洗顔が可能です。傷跡に関しては、抜糸後翌日からメイクをしていただけます。 |
痛み止め |
痛み止めをお出ししております。服用により、何か異常があれば服用を中止してお電話ください。 |
腫れ |
個人差にもよりますが、1週間でほぼ落ち着きます。 |
内出血 |
内出血が起こることがありますが、通常1~2週間程度で引いてくることがほとんどです。 |
麻酔 |
塗る麻酔と局所麻酔を併用します。 |
施術後の過ごし方 |
術後1ヵ月位までは、鼻をあまり強くかまず、軽く拭き取るようにしてかむと良いでしょう。 |
その他 |
出血が出る場合は清潔なガーゼで拭き取ってください。 |
このページの監修医師
気軽に相談できるドクターとしてお手伝い出来ればと考えております。
患者様の気持ちや希望に寄り添って心強いパートナーとして安全で最高の医療を提供して参りたいと思います。
2012年 | 獨協医科大学埼玉医療センター (獨協越谷病院)勤務 |
2014年 | 大手美容外科 入職 |
渋谷院 勤務 | |
池袋院 勤務 | |
その他首都圏院 勤務 | |
2016年 | 大手スキンクリニック 横浜院 院長 |
2017年 | 大手スキンクリニック 上野院 院長 |
2019年 | 東京形成美容外科 副院長 |
東京形成美容外科の治療は、美容外科での経験が豊富な医師が担当します。
症例数178,696件(2006年4月~2024年11月)以上、60名以上の美容外科医の指導をするなど、美容医療に携わり19年目、東京都内の大手美容外科で10年以上院長として培ってきた知識と技術を、自信をもってご提供いたします。
当院はカウンセリング無料、完全個室となっておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
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