language
中文网站
多汗症・腋臭(ワキガ)については、デリケートなお悩みであるため、多くの患者様がご相談で来院されております。遺伝する場合もあり、若いうちから悩まされることも少なくありません。これらの症状は、腋窩(脇の下)にある3つの汗腺(アポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺)のうち、アポクリン汗腺・エクリン汗腺と呼ばれる2つの汗腺が関係しています。
アポクリン汗腺は、たんぱく質、脂肪酸、糖類、色素、脂質、アンモニア、鉄分などを含む汗を分泌し、これが細菌によって分解されることで、腋臭(ワキガ)独特の不快な臭いを放ちます。なお、アポクリン汗腺は、わきの下、耳の中、乳輪・乳頭、陰部などの決まった部位にのみ存在します。
一方、エクリン汗腺は体全体に分布しており、主に体温調節の役目を担っています。エクリン汗腺から出る汗は若干の塩分を含んでいますが、ほとんどが水分で臭いもありません。ただし、体温調節の目的を超え、ストレスや神経障害などで過剰に汗が分泌される場合、多汗症の症状として認められます。
これらの症状の原因を根本的に解決する方法として、剪除法と呼ばれる術式があります。
可能な限り汗腺を除去したい方は剪除法(切開法)がおススメです。アポクリン腺・エクリン腺療法とも除去します。ワキガ、多汗症治療の中では最も効果の高い治療です。
施術詳細 |
剪除法はアポクリン汗腺・エクリン汗腺ともに除去します。ワキガ、多汗症治療の、最も確実な方法です。 |
費用 |
多汗症治療(剪除法) 398,000円 (税込437,800円)~ |
副作用 |
一時的に内出血、腫れがでます。2日間の固定が必要。 |
当院では、剪除法によって、多汗症・腋臭(ワキガ)の原因となるアポクリン汗腺・エクリン汗腺を直接取り除く施術を行っております。
前出のとおり、腋臭(ワキガ)の症状の原因となるのはアポクリン汗腺であり、多汗症の原因となるのはエクリン汗腺です。剪除法では、これらの汗腺を取り除くために、脇の下を4cmほど、シワに沿って切開します。そして、皮膚を反転させ、直視下で医療用ハサミを使用して汗腺を除去していきます。
なお、剪除法はアポクリン汗腺を取り除くことで腋臭(ワキガ)の症状改善に高い効果を発揮します。一方、エクリン汗腺は皮膚により近い位置に存在するため、剪除法ですべてを除去することは難しいものの、多汗症の治療にも一定の効果を発揮します。
多汗症・腋臭(ワキガ)の治療のために行われていた通常の切除法では、脇毛が生えている部分に沿って、腋窩(脇の下)の皮膚を紡錘型(ぼうすいけい)に切り取る方法が用いられてきました。この方法ではアポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺、毛根などを完全に除去できるため、多汗症・腋臭(ワキガ)の治療としては高い効果がありましたが、一方で大きな傷跡が残りやすく、ダウンタイムも長いというデメリットがありました。
その点、当院が採用している剪除法であれば、比較的小さな傷跡のみで多汗症・腋臭(ワキガ)の根本的な原因を取り除くことができるため、おすすめの施術となります。
多汗症・腋臭(ワキガ)の治療は、アポクリン汗腺やエクリン汗腺などの根本的な原因となる汗腺の除去が不十分だった場合、再発する恐れがあります。そのため、他院で多汗症・腋臭(ワキガ)の治療を行っても効果がなかったり、再発したりした場合のセカンドオピニオン外来もお待ちしております。当院では、より丁寧な手術によって再発しにくい多汗症・腋臭(ワキガ)の治療をご提供いたします。
ワキガの臭いはアポクリン汗腺からでた汗と皮脂が皮膚表面の雑菌により分解されることにより、アンモニア・低脂肪酸などが発生します。それによりワキガの臭いとなります。
剪除法(切開法)の術後は基本的に術後2日、6日と二度通院していただきます。強めの圧迫固定を2日、その後、6日目まで固定はしていただきます。
徹底した痛み対策
剪除法(切開法)の麻酔
剪除法(切開法)ではまず表面麻酔を塗布し、確実に効果が出るまで待ちます。同時にリラックスガス麻酔を吸っていただきます。麻酔が十分に効いたところで、局所麻酔をします。局所麻酔が終われば痛みを感じません。
多汗症、ワキガの状態を問診、診察します。過去にどのような治療を受けたことがあるか、既往歴などを問診します。
表面麻酔・リラックスガス麻酔・局所麻酔を行い、麻酔効果が確実に出るのを確認します。
ワキのシワに沿って約4cm切開。直視下に汗腺を除去します。ワキを圧迫固定して終了です。
施術時間 |
30分程度 |
抜糸 |
必要です。 |
施術後の通院 |
2日後 (ガーゼ交換) 、6日後 (抜糸) にご来院ください。 |
シャワー/洗髪 |
温まりすぎない短時間のシャワーで、傷口を濡らさないようにすれば翌日から浴びることが可能です。 |
入浴 |
抜糸翌日からになります。 |
腫れ/痛み |
2~3日間は痛みや熱感がありますが、ご心配ありません。 |
内出血 |
個人差により内出血のため赤紫色になることがありますが、約1~2週間で取れますのでご安心ください。 |
麻酔 |
局所麻酔・表面麻酔・リラックス麻酔を併用します。 |
痛み止め/化膿止め |
化膿止め、痛み止めをお出ししております。 |
傷跡 |
1ヶ月くらいは赤みがありますが、2~3ヶ月経つと細い白い線になり、目立たなくなります。 |
施術後の過ごし方 |
強めの圧迫固定を2日、その後6日目まで固定はしていただきます。 |
2003 年 | 千葉大学附属病院 勤務 |
2004 年 | 君津中央病院 勤務 |
2006 年 | 大手美容外科 入職 |
2010 年 | 大手美容外科 本院 外科部長 |
2012 年 | 大手スキンクリニック 本院 院長 |
2014 年 | 大手美容外科 本院 副院長 |
大手美容外科 池袋院 院長 | |
2016 年 | 東京形成美容外科 院長 |